君想い【完】


「よー!断られたらしいなー少年!」

「うざい。俺だって男なんだよ。」

「わかる、わかる。」

「純はした?」

「え?してないよ。」

「俺、焦りすぎかな?」


祥吾は戸惑いと、
断られたショックで
相当落ち込んでいた。


「さりちゃん、あー見えて結構純粋だから。」


僕が祥吾の肩を叩くと、祥吾はさらに落ち込んでしまった。


「純はさりなの事ホントよくわかってるよな。時々羨ましくなる。」


祥吾とはさりちゃんの事で何度も喧嘩をしている。やっぱり僕の存在が悔しいみたいだ。


でもそれは僕も一緒。


僕の知らないゆかを
祥吾はいっぱい知っている。


祥吾の存在が悔しい。


それほど
今の僕にゆかという存在が大きい。


今はさりちゃん以上かもしれない。