授業が終わるといつも通りゆかりちゃんは僕のことを待っていてくれた。 学校を出るまで ひたすら無言で、 何も話さない。 「公園寄らない?」 先に声をかけたのは僕。 学校から一番近い公園に足を踏み入れた。 この公園を過ぎたら、 ゆかりちゃんとバイバイする分かれ道になってしまう。