君想い【完】



「ちょっと待ってよ!意味が分かんない。ダメだ!僕もう頭回らないよ。昨日さりちゃんも変なこと言うし。なんなんだよ!」

「純がイライラしてる!珍しい!」

「トシ!ふざけないでよ。純くんはゆかりのことどう思ってる?」


どう思ってるも何も、
急に聞かれても考えたことがまずなかった。

なんでゆかりちゃんが僕を選んだかすら分からない。


それに
やっぱり僕はまださりちゃんを好きな気持ちは変わらない。


でもそれが恋なのか、
幼なじみとして好きなのか

今はよく分からない。