君想い【完】




それから2人は毎日一緒に帰るようになり、
自然に僕はゆかりちゃんと帰るようになった。



僕が委員会の日も待っていてくれて、
ゆかりちゃんが委員会の日も僕は待つようになった。


「ごめんね。待った?」

「大丈夫。帰ろ!」


足りないくらいお互い話すことがあって、
毎日笑った。


どんなくだらない話でもゆかりちゃんはよく笑う。

声をあげて、
ケラケラと笑った。