君想い【完】



「さりなと結構色んな話したー!楽しい!」

「よかったな。香代にもやっと友達が出来た!」

「なんでトシはそうやってちょっと面白がっていうのさ!」


空になったカルピスのペットボトルをトシに投げつけていた。


「僕ちょっと言い過ぎた?みんなから見て。」

「ゆかは、あれで良かったと思う。純くんの素直な気持ちだし。」


ゆかりちゃんの言葉に
トシも香代も頷いていた。


3人に言われると、
僕もちょっと落ち着いた。


祥吾の今日の暗さを見て、
言い過ぎたかな。


なんて考えてしまった。


きっと今頃
さりちゃんと祥吾は言い争いでもしているかもしれない。


たぶん僕は

なんで祥ちゃん怒ったの!


ってさりちゃんに怒られる。