君想い【完】




「明日僕も一緒にいてげるから香代と話そうか?」

「うん!純ありがとう!」


嬉しそうに笑顔を振りまいて、
跳ねて喜ぶ姿を見て
幸せな反面、


祥吾への怒りが修まらなかった。


僕の部屋でテレビゲームなんかしながら、
お菓子を食べて、
いつものことながら
ご飯もついでに食べて。


さりちゃんはこういう子。


思い立ったら行動。


さりちゃん家のおばさんが
「あんたの分も作ったのに」
なんて怒りながらお裾分けをくれた。


さりちゃん家と隣で良かった。