君想い【完】


僕は今すぐにでも祥吾の元へ行きたかった。


やっぱり一番理解してるのは僕じゃないか。

あんな奴に負けてるの?
何が僕に足りない?

悔しくて、
悲しかった。


「さりちゃんクラス嫌なの?」

「嫌っていうか、浮いてる気がする。仲良い子みんなクラス違うし。なじめない。」

「さりちゃんのクラスに同じような事言ってる奴が1人いるよ。」

「誰?」

「香代だよ。クリスマスのときいた。」

「クリスマス?あ!なんかあたしが記憶飛んでる日だ。そのときいたの?」

顔が強ばった。
やってしまった。

さりちゃんのクリスマスの記憶は曖昧だ。

「でも香代ちゃん知ってるよ。すごく派手な子!」

「そうそう!」

「仲良くなれるかな?」


僕が頷くとさりちゃんは嬉しそうにした。


香代はもう仲良い子がいると
勝手に思っていたらしい。