君想い【完】


「ちょっと!2人ともあたしのこと見て笑ってたでしょ!」

「ばれてる!だってお前まじうける!」


トシは思い出したかのように笑い転げた。


「ゆかりー。ひどすぎる!ね?」

「初日から怒られるとかバカだね。」

「ゆかり!てめぇ初日から男にちやほやされて調子に乗ってるだろう!俺と純はお前を甘やかしたりなんかしない!」

「だれも甘やかしてほしいなんて言ってないんだけど。」



昇降口まで笑いながら4人で歩いた。



クリスマス以来、
なんだかんだ4人は仲が良い。


もちろん僕は香代の協力をするため、
なるたけ一緒にいるようにしている。


たぶんゆかりちゃんもそうだろう。