君想い【完】


腕を引っ張られ、



車に連れ込まれそうになっていた。



さりちゃんのお気に入りのスカートは


びりびりに破かれていた。



刃物で。



おじさんの右手には刃物が握られていたんだ。



果物ナイフみたいな。



僕がさりちゃん!って叫ぶと、



男はさりちゃんを手放したんだ。




その隙にさりちゃんが僕のとこに走ってきた。



おじさんの暴走は止まらなくて、



刃物は僕に向けられたんだ。