「バカじゃねぇのか。そんなの遥希が許すわけねぇだろ?思い付きじゃあどうにもなんねぇよ」

確かに解放してやりてぇし、柚姫華の為なら誰かが犠牲になろうが構わねぇ


でも、遥希はそんな奴じゃねぇ

柚「遥にぃ...助けてっ」
眠りながら一筋の涙を流す柚姫華は夢での記憶は正常らしい

ガラガラッ
音を立てて遥希が部屋に入ってくる

遥「柚姫華!!」
助けの声が聞こえるわけもねぇのに...
遥「今、泣いてなかったか?助けてって言われた...気がしたけど、寝てんのか」
目を閉じたままの柚姫華を見つめる遥希

茉「あなたも一種の病気よね」
茉優さんの言う通り遥希のシスコンは病的だな

そんな事を思いながら柚姫華の手を握った