電車には君がいた


と言いながらも長瀬さんは会社へ行ってしまった。
どうしよ!高木さんと2人!!!
き、緊張する、、、
騒がしい長瀬さんが居なくなったら!!

「…えみかちゃん」

「はっはい!」

「ゴメンな。長瀬うるさくて。」

「いえ、ちょっとびっくりしたけど楽しい方ですね」

「…好きになっちゃった?」

「え?!」

高木さんの口から予想外な言葉が出てきた。

「イヤ、長瀬、イケメンだしあの性格だからモテるんだよな…」

「あっ、あの!たしかに、長瀬さんは格好いいと思います。でもあたしは高木さんの方が好きです!」

…言い切ったところで、
大変な事を言ってしまったことに気付いた。


高木さんが固まっている。

あちゃー。言わなきゃ良かった。
勢いで告白なんて。明日からどうやって生きていけと。泣


「…告白として受け取っていいかな?えみかちゃん。」

「あっはいどうぞ…。」

もうどーにでもなれーーあー。


「それじゃ、俺も好きですえみかちゃん。」

…........え?

「え?!」