高木さんがあたしを可愛いって…
これは夢かな?

高木さんが顔を真っ赤にして頭を掻いてる。
そんなトコロも格好いいな。

そんな甘々な空気でいると

「あれっ?高木?おまえなんでここいんだよー!サボりかー?!あはは」

と高木さんのお友達が来た。

「長瀬…。」

わっ、高木さんめっちゃイヤそうな顔してる。
初めて見た。こんなところも格好いいな。


変なことを思っていると

「…え?!えみかちゃん?!」

え、この人もあたしの名前知ってるの?

「あ、はい…」

「え?!なんで高木といるの?!高木の想いが通じたの?!」

え?高木さんの想い?
なにそれ?

「長瀬黙れ!いいからはやく会社行け。」

「イヤイヤー!親友のこんなとこ見ちゃったら会社なんて行けるわけないっしょー!あはは ん?てかなんで高木とえみかちゃんはここにいるわけ?」

よく喋る人だなぁ…てか、高木さんと親友なのか…真逆な人だなぁ…
とあたしが1人で感心していると

「長瀬、後で話してやるからとりあえず会社行け…俺は後から行くから…。」

「えー」