電車には君がいた


「俺もえみかちゃん、可愛いなってずっと見てた。」

えみかちゃんは更に顔を赤くして俺を見た。

「あ、ありがとうございます…」

消え入りそうな声でようやくそんな声を出した。

お、これはいい感じなんじゃね??にやにや
そう思っている所で、

「あれっ?高木?おまえなんでここいんだよー!サボりかー?!あはは」

遅刻魔がやって来た。

「長瀬…。」