電車には君がいた


気付いたら倒れているおっさん。

ハッとなって

えみかちゃんに声をかけた。

「えみかちゃん!大丈夫か?!」

「高木さん…」

名前、なんで知ってるんだろう…

そう思った瞬間にはえみかちゃんは俺の胸の中にいて、泣き声をあげていた。