『えっ?藤川さん彼女居ないんですかっ』


『う、うん……お恥ずかしながら』



苦笑いして、私は女の子たちとお酒を−−いや、キャバクラ?でお酒を呑まされていた。




−−話遡るところ、二時間前。


私は昔の高校時代の旧友、美樹ちゃんに呼び出された。



−−−『藤川!来い!!奢ってあげるからPretty girlまで来られたし』



多分、そんな感じの文章で。

因みに、Pretty girlというのは、美樹ちゃんが運営する美樹ちゃんのための……ではなく、お客様の愚痴を聞き、聞いてもらう快適なサービスらしい。


いやー、恐ろしいね!
世も末だね。