中谷君、それはギャグですか?




Tシャツから少し見える、肉付きの良い身体が私の視界に嫌でも入る。


……前から思ってたが身体のラインで彼の身体つきの良さが分かった。



これが、俗に言うチラリズムというやつなのか。


……女の場合、スカートのパンチラだろうに。





私は彼から目を反らして少し優しめに言う。



「中谷君、いつも筋トレしてて私は尊敬する。
しかし、ブレス音が周りの人の集中力を欠いてしまうと思うんだ。
これは、私個人のお願いなんだけど、少しブレス音を出す時は抑えてくれないかな?」



彼は私の顔を見て、分かりましたと言うように頷き、そこから一呼吸置いて笑い出した。