チェンジ type R

――ええ!? 何よ!? それ!?

(しょうがないだろ! 俺が決めた話じゃない!)

 まさか、そんな話だったなんて。
 そう考えると、話がその段に至るまでに読むのを止めてるんだなぁ。
 全くといって記憶になかった。

 軽いショックで返す言葉が浮かばない。

(だから――メールの相手が俺ってとこまで一致すると困ると思ったんだよ……)

 いや、ハヤトくん?
 『困る』って表現は……微妙に失礼じゃないかな?
 確かに、それでは私も困るんだけどさ。

 うーん、お父さんの小説の内容が『元に戻る方法』まで一致していないことを祈るのみ、だ。
 しかし、こうやって話をしていると少しずつ記憶が甦ってくるもんだね。
 お父さんの小説はほとんど読破しているはずの私が『ちぇんじ』だけ読んでいない理由も思い出してきた。