「お前、ほんとーにばかだろ? 下手に飛んで、 複雑に組まれた結界に引っかかれば ケガじゃ済まないこともあるっつーの。 常識だろーが」 「…」 めずらしく反論してこないので、腕の中のちびの顔を覗き込んでみると、真っ赤な顔をしながら目に涙をいっぱい溜めてた。 「わけわかんねー。 なんで真っ赤? オマケになんで泣きそうなんだ?」 さっぱり訳が分からず聞いてみたら、消え入りそうな声で言ってきた。