なんだか嫌な気分になりそうだったから、気分を変えるためにイサヤに声をかけた。 「随分古い本だね。何の本読んでるの?」 寝転んだまま、分厚い古書に視線を落としているイサヤを見上げた。 「ん?これか? これは古代の呪文を研究した本」 「へー…、イサヤって意外と 勉強熱心なんだね。 実は、私も古い時代の魔法の研究 結構好きなんだ」 そんなたわいもない話をしているうちに、だんだんまぶたが重くなってきた。