俺は照れ隠しもあって、ちょっとからかうように声をかけた。 まぁ、正直、早くこの状況をどうにかしたかったってのもある。 そしたら、思惑通りバッと顔を上げたまでは良かったけど、そのあと 『イサヤにとっては 大したことじゃないかもしれないけど、 私にとってキスは好きな相手とだけする 特別なことなの!! そ、それなのに、 そんなにバカにしたみたいに言うなんて… うっ、うぅっ、ヒドイよ…』 そう言ってボロボロ涙をこぼし始めた。