そうこうしてるうちにも、今度はイサヤの顔が近づいてきた。 「この馬車って、装丁が普通じゃないよな? パッと見た感じ、婚礼用だと思わねぇ?」 この言葉にやっとコクコクと小さく首を縦に振ることができた。 でも、そのあとに続くイサヤの言葉に体がカチコチになった。