「だって、天使さんって
 普通は穏やかで
 優しいものなんじゃないの?」

「ふん、俺は普通じゃねーってのか?」

「どうみたって天使っていうより
 悪魔っていうか…」

「はぁ?
 お前がそれを言う?
 どっちかってぇーと、お前の方が
 よっぽど悪魔らしくねぇだろーが」

「う…でも!これでも一応、
 学校は首席で卒業したんだから!」

「だから?」

「だから?って言われても…」

「ほらみろ。たいしたことねー。
 やっぱお前なんか
 ”ちび”か”お前”で十分だ」

ム〜…悔しいけどなんだか
言い返す言葉が見つからない。