「よく言うね、マチアス”先生”? その無垢な笑顔の裏で相当 黒いことを考えているってこと、 この僕が知らないとでも?」 あいつ…! 前から嫌なヤツだと思ってたけど、マチアス先生にまで変な絡み方しやがって…。 これ以上マチアス先生を困らせるようなら、目の前のドアを開けて乗り込もうと思った時だった。 「やぁだ、やっぱりアロンソには ばれちゃってたのね?」 マチアス先生の声がワントーン上がった。 いつもの静かな落ち着いた声じゃなく、女が男に媚びる時の甘ったるい声。