ミカエル様があんまりにも真剣な表情でおっしゃるから、ミカエル様の口からお母様の名前が出たことを気にする余裕もなかった。 「ミカエル様、私… 私にそんなことができるでしょうか? まだまだ新米の私に、 彼の命を救うだなんて大それたこと できるとは思えないんです」 さっきまで前向きだった気持ちが、イサヤの真っ青な顔を見たらどこかへ吹き飛んでしまったみたいで、自分が思う以上に弱々しい声が出た。