俺様天使と小悪魔ちゃん



「メイさん、どうかその時の様子を
 もう少し詳しくお聞かせ願えませんか?」

丁寧だけれども、どこが有無を言わせない迫力を感じて、私はいつの間にか握っていた握りこぶしをさらに強く握り締めながら、ミカエル様にその時の様子を事細かく話してみせた。

実を言うと、ミカエル様の登場からここまでの流れが、
動揺しまくってイサヤに何があったか全く話せる状態じゃなかった私を、一旦落ち着かせた上で話を誘導する、
というミカエル様ご自身の策の一つだったということを知ったのはちょっと後のこと。


そんなことを知らないこの時の私は、ふむふむ、と言って熱心に私の話を聞いてくださるミカエル様に励まされるようにして、思い出せる限りのことを話したのだった。