「いや、なんでもない。
ほら、深呼吸して?」
気を取り直したようにエイリさんが私に言った。
「あ、はい」
とりあえず私も素直にエイリさんの言葉に従って深呼吸をしてみる。
「うんうん、大丈夫。
じゃあ、いってらっしゃい。
がんばってね、メイちゃん」
エイリさんは最初のようなキラキラスマイルで私の背中をそっと押してくれた。
「はい!
ありがとうございました。
いってきます!」
そう言って、私はエンジェルスマイルで見送ってくれるエイリさんにぺこりと頭を下げると、ドキドキする胸を片手で抑えながら、もう片方の手でリール大佐の部屋のドアをノックした。



