「もちろんです、ラウン少将。 こちらの女性がメイさんです」 突然エイリさんが姿勢を正して返事をした。 さっきまでと違って緊張しているようなエイリさん。 それを見て、私もやっと今の状況に現実味を感じてきた。 少将ってことは大佐より上だから、だいぶ偉い方、だよね? まだ慣れない階級について、頭の隅から記憶を引っ張り出しながら考えた。