俺様天使と小悪魔ちゃん


 

そんなメイちゃんを相手に根気強く話しかけつつ、僕は内心じりじりと焦っていた。

焦るけれど、焦った様子を見せればメイちゃんはもっと動揺して本格的なパニックに陥るかもしれない。
そう思ったら、焦りをぐっと押し込めて、なるべく静かに話しかけるしかなかった。

今ここでメイちゃんから的確な情報を引き出せなかったら、イサヤは、イサヤは……。

僕はそれ以上考えたくなくて、軽く頭を振って思考を無理やり途切れさせた。