「……それはもちろんですが、 もっと事態を深刻にしている理由は 吐血の原因が全くわからないことです。 先ほどイサヤ少尉のボディーを チェックさせていただきましたが、 外から見た限りでは 吐血するほどのダメージが どこにもないのです。 もちろん、詳しい検査をするまで 断言はできないのですが…。」 少しの沈黙の後に出されたヘンリーの答えに、思わず僕は沈黙してしまった。