「イサヤ、どうしたの!?
 大丈夫!?」

ゲートの周辺にいた天使や悪魔も私の声と、とうとう地面に膝をついてしまったイサヤの異変に気付いて集まってきてくれた。

「なんでもない」

「なんでもない感じじゃないよ!!」

「大丈夫だから、エイリを呼べ」

「エイリさん!?」

イサヤの呻くような声をなんとか聞き取ると、同じくイサヤの声を拾ってくれた天使のお兄さんが、

「おい!エイリ中尉をお呼びしろ!
 緊急事態だと言え!大急ぎだ!!」

と、誰かに指示を出してくれてるのが聞こえた。