やがて開いたゲートを、護衛の天使や悪魔とは目も合わせずに素通りする私と違って、イサヤはあちこちから声をかけられてる。 しばらく進んで振り返ると、やっぱり作り笑顔のイサヤが、今度は天使のお兄さんと盛り上がっている。 あれ?でも、なんか顔色が悪い? ひとしきり話してから軽く手を上げて天使のお兄さんに別れを告げて、こちらに歩き始めたイサヤ。