「……あれ?」 かつて味わったことのないような、酷い痛みが襲ってくると思って身を硬くして覚悟を決めていたのに、ちっとも何も起こらない。 恐る恐る目を開けた私の視界に飛び込んできたのは、あのオドロオドロしい死神が光り輝く金糸のようなものでがんじがらめにされている姿だった。 「えっ?あれ!?」 わけがわからずポカンと口を開けるしかできない私の腕が、ぐっと力強く引っ張られた。