コンビニで買い物してから、
結衣の家の近くにある公園に着いた。
自分で誘っておきながら、
なにをどう話せばいいのか
分からなかった。
「話って何?」
わくわく、という音がぴったりの
表情をして結衣が聞く。
「あの・・か、加賀美のこと
なんだけど。」
こういうのって人に話すのは
恥ずかしいもんなんだと初めて知る。
「加賀美のことね!はいはい。」
結衣が身を乗り出してきた。
さっきのマリオから呼び出された後の
ことを結衣に話す。
「何だったんだろうっていうか、
どういうことなんだろうっていうか・・」
自分で話していても、
よく分からなくなってくる。
「加賀美、なかなかやるね〜!」
結衣は嬉しそうだ。
「で、朱美はどう思ったの?」
「うーん、嫌じゃ・・なかった。」
加賀美の腕の中はあったかくて気持ち良くて。
キス・・・だって不思議と嫌じゃなかった。
「 それって、加賀美のこと好きだって
ことじゃない?」
結衣は言う。
「う・・ん。
加賀美のこと好きなんだと思う。
でも、だからってどうしたらいいか
分からない。。」
正直な気持ちだ。
好きだからって、何か変わらなきゃいけない
ことがあるんだろうか。
「朱美は、自分の気持ちを加賀美に
伝えたいって思わない?
他の子と加賀美が
恋人同士になっても大丈夫?」
結衣がびっくりしたように言った。
「・・・今のままで、
加賀美と変わらず話したりできれば
それはそれで
もしかしたら大丈夫な気もする。」
今のままでも優しい加賀美であれば
良いような。。
「でも、彼女ができちゃったら、
今とは加賀見も変わっちゃうかもよ?
それに、もう部活もそろそろ引退だし、
卒業してもし別の高校に進んだら
今みたいに一緒にはいられないんだよ?」
結衣が若干イライラして言う。
「クラスメートのままじゃ、
学校とか変わったら
加賀美とは会えなくなっちゃうんだよ?」
「そう、だよね・・。」
あの黒い瞳を見ることは
もうできなくなるかもしれないんだ。
いつも元気をくれる言葉を
聞くこともできなくなるかもしれない。
それは寂しい。
「あー、もう!
まぁ今日すぐに結論出なくても良いけど、
時間はそんなにないんだからねっ。」
結衣が呆れたように言う。
「なんかゴメン。今は混乱してるのかも。。」
加賀美の突然の抱擁に
頭が、心がついて来ない。
「・・・まぁ今日の今日だもんね。
でも、朱美が話してくれて嬉しいよ!
いつ加賀美のこと話してくれるのかなー
って思ってたから。」
結衣がニコッと笑う。
「結衣、ありがとう。
ちょっと気持ちが落ち着いたら
また話すね。」
聞いてくれる相手がいるって幸せだ。
ふふふと二人で笑いあったら、
なんだか気分が軽くなった気がした。
結衣の家の近くにある公園に着いた。
自分で誘っておきながら、
なにをどう話せばいいのか
分からなかった。
「話って何?」
わくわく、という音がぴったりの
表情をして結衣が聞く。
「あの・・か、加賀美のこと
なんだけど。」
こういうのって人に話すのは
恥ずかしいもんなんだと初めて知る。
「加賀美のことね!はいはい。」
結衣が身を乗り出してきた。
さっきのマリオから呼び出された後の
ことを結衣に話す。
「何だったんだろうっていうか、
どういうことなんだろうっていうか・・」
自分で話していても、
よく分からなくなってくる。
「加賀美、なかなかやるね〜!」
結衣は嬉しそうだ。
「で、朱美はどう思ったの?」
「うーん、嫌じゃ・・なかった。」
加賀美の腕の中はあったかくて気持ち良くて。
キス・・・だって不思議と嫌じゃなかった。
「 それって、加賀美のこと好きだって
ことじゃない?」
結衣は言う。
「う・・ん。
加賀美のこと好きなんだと思う。
でも、だからってどうしたらいいか
分からない。。」
正直な気持ちだ。
好きだからって、何か変わらなきゃいけない
ことがあるんだろうか。
「朱美は、自分の気持ちを加賀美に
伝えたいって思わない?
他の子と加賀美が
恋人同士になっても大丈夫?」
結衣がびっくりしたように言った。
「・・・今のままで、
加賀美と変わらず話したりできれば
それはそれで
もしかしたら大丈夫な気もする。」
今のままでも優しい加賀美であれば
良いような。。
「でも、彼女ができちゃったら、
今とは加賀見も変わっちゃうかもよ?
それに、もう部活もそろそろ引退だし、
卒業してもし別の高校に進んだら
今みたいに一緒にはいられないんだよ?」
結衣が若干イライラして言う。
「クラスメートのままじゃ、
学校とか変わったら
加賀美とは会えなくなっちゃうんだよ?」
「そう、だよね・・。」
あの黒い瞳を見ることは
もうできなくなるかもしれないんだ。
いつも元気をくれる言葉を
聞くこともできなくなるかもしれない。
それは寂しい。
「あー、もう!
まぁ今日すぐに結論出なくても良いけど、
時間はそんなにないんだからねっ。」
結衣が呆れたように言う。
「なんかゴメン。今は混乱してるのかも。。」
加賀美の突然の抱擁に
頭が、心がついて来ない。
「・・・まぁ今日の今日だもんね。
でも、朱美が話してくれて嬉しいよ!
いつ加賀美のこと話してくれるのかなー
って思ってたから。」
結衣がニコッと笑う。
「結衣、ありがとう。
ちょっと気持ちが落ち着いたら
また話すね。」
聞いてくれる相手がいるって幸せだ。
ふふふと二人で笑いあったら、
なんだか気分が軽くなった気がした。
