[晃side]
いつからだろう。
青井が少し俺に
笑ってくれるようになったのは。
いつもクールで
同学年とは思えないくらい
落ち着いてる青井が
初めて俺に笑ったのを見たとき、
なんて甘いんだろうって思った。
理知的で賢そうな目が、
笑ったら優しい雰囲気に
ガラッと変わった。
色白なほっぺただってピンクに変わる。
さっきも少し難しい顔してたと
思ったら、
いきなり甘い笑顔になったから
目が離せなかった。
ピンクのほっぺたに手を当ててる
青井がかわいくて、
他のやつにこの甘さは
気づかれたくないって思った。
キスしたのは、やりすぎだったかもしれない。
きっと青井はそういうことには
慣れてない。
でも、そうでもしないと
青井が俺を男として
意識しないんじゃないかと思った。
嫌われてないのは分かる。
ただ多分今のままだと、
ただのクラスメートのままだから
少しくらいそうじゃない存在に
なりたかった。
青井、固まってたよな。
顔見た時、こっちがビックリするくらい
ぼけーっとして固まってたな。
彼女は今、少しは俺のことを
考えていてくれるだろうか。
クールな彼女の心にちょっとでも
波紋が広がっているといい。
[晃side end]
いつからだろう。
青井が少し俺に
笑ってくれるようになったのは。
いつもクールで
同学年とは思えないくらい
落ち着いてる青井が
初めて俺に笑ったのを見たとき、
なんて甘いんだろうって思った。
理知的で賢そうな目が、
笑ったら優しい雰囲気に
ガラッと変わった。
色白なほっぺただってピンクに変わる。
さっきも少し難しい顔してたと
思ったら、
いきなり甘い笑顔になったから
目が離せなかった。
ピンクのほっぺたに手を当ててる
青井がかわいくて、
他のやつにこの甘さは
気づかれたくないって思った。
キスしたのは、やりすぎだったかもしれない。
きっと青井はそういうことには
慣れてない。
でも、そうでもしないと
青井が俺を男として
意識しないんじゃないかと思った。
嫌われてないのは分かる。
ただ多分今のままだと、
ただのクラスメートのままだから
少しくらいそうじゃない存在に
なりたかった。
青井、固まってたよな。
顔見た時、こっちがビックリするくらい
ぼけーっとして固まってたな。
彼女は今、少しは俺のことを
考えていてくれるだろうか。
クールな彼女の心にちょっとでも
波紋が広がっているといい。
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