初恋のつづき 〜もう一度君と〜

と、私は景色を見るのをやめ
歩く速さを上げた。

「え?なんか……速くない?美沙?」

「え?うん。速く歩いて速く着きたいからね!」

半分ほんとで半分言い訳の嘘をつく。
「えー?大丈夫なの?こけそうで怖いよ〜。美沙が!」
「はぁ〜?私はこけません!それより爽花の方がこけそうではらはらするよ〜」

とか、途中から少し言い合い気味になりながらも、10分はすぐだった。