だから、今度は私が支える。

陽ちゃんがまた、前に進めるように

泳げるように………

「陽ちゃん……私の知らない陽ちゃんの事もっと知りたい。住んでた場所も、景色も、学校も……瑞希さんも。」


「え…?」
陽ちゃんはものすごくびっくりしてるって顔をしてる。

「大好きだから……陽ちゃんのこと。傍で支えてくれる陽ちゃんに前向いて歩いてほしいから。案内……してくれる?」


私は、陽ちゃんのために居るようなものなんだもん。

1度くらいは誰かの役に立ちたいでしょ?