「あぁ、俺は神だ。」


「…じゃあ、私のお母さんを助けてよ…

神様なんでしょ?

だったら助けてよ!」


涙神さんが本当に神様なら、


この願い叶えてよ…


私が今願うことはそれだけだから。



「…瞳、お前なにがあった?

母親がどうした?」


「…私のお母さんあと一年も生きられないんだって。

だから…、涙神さんは神様なんでしょ?

私のお母さんを助けて!」


「あのな、瞳。それはできない。」


「なんで?」