あまりの叫び声に鼓膜が破れそうになったことは言うまでもない。



「……と言うことなんだ。」


「なるほど。そういうことでしたか。お金が貰えるのかと思いましたのに。」



「悪かったな。…お前ならどうする?」



「そーですね?他の店員さん達と組んでみては?」



「組む?つまりあれか?労働権を駆使すると。」



「都央留くん、分かってるじゃないですか。だったら最初からそうするばよかっ…もしかしてそんな簡単なことにも気づかなかったとか?」



「お前…いちいち一言多いんだよ!」



「すいませんでした。…一言少ないのも私らしくない気がするのですが」



「すでに一言多いぞ。ともかく教えてくれたことに関しては感謝してる。ではまた。」



「ガチャッ」



明日店員達に呼びかけることにしよう。



そして裏で何が行われているのか俺が解明してやる!!


そして翌日。



俺は次々と店員達を仲間にしていった。不満がかなり皆大きかったのか、そこまで苦労はしなかった。



俺達は明日から一斉に仕事に行かないことにしようと決めた。



しかし今日は俺は家には帰らず、夜の靴屋に残った。物陰に隠れて明かりのついてる方にそっと近づき、除きこむと…