「そしてクレームの内容はこちら。」



「この靴はいてから悪いこと続きなんですけどどうしてくれるんですか!足も疲れるし…責任とって下さい。」



「……これは一方的におれが悪い。」



「いや、そうでもないぞ。普通そんなことでクレームするか?この女、そうとう器小さいな。」



「確かにいないとは思うけど。」



「今回ばかりは俺からも参戦希望する。こいつをとっちめてやる。この帰国子女をなめてかかるなよ?」



「え?今なんて?」



「帰国子女をなめてかかるなよ。それがどうした。」


はああああ!?こいつが帰国子女だってえ?



ないないないあり得ない。


じゃあ、何で訳せたんだ。


まさか人格が外国に行ったとか?



それとも、本当に外国にいたのか…



よく分からないが電話男を頼るしかない。しかも今回は電話男が自ら希望したんだ。



「帰国子女ってマジなのかよ。」



「えぇ、マジです。」



もう信じるしかなさそうだ…



「ってもよ、具体的にはどうすればいいんだよ。」



「こちらには策がありますから。心配しないでください。」



こうして始まったのだ。



外人クレーマーvs俺&電話男の戦いが。