こうできたのもあいつのおかげだし…行くか。



デートの帰りに電話男ところに寄ることにした。



「もしもし?私電話男です。」



「ありがとう。」



「その明るい声から察するに、成功したようですね。まぁ、9割は私のおかげと言っても過言ではないですが。」



「お前は本当に変わらんな。」



「そうですか?私だって、年を取ってますし、恋をすれば綺麗になるんですよ?」



「はいはい。」



「何ですかその態度はー。つれない男ですね。」



「いくらでもそう言ってろ。」



「まぁ、とりあえずは一件落着ということですね。これ以上、陽崎さんを傷つけないこと。それから、私のボケをきちんと返すことを約束して下さい。」



「2番目のは何だ。ってか、ボケをしてる自覚はあったんだな。」



「もっと切れのいいツッコミをしてほしかったのですが残念です。次回に期待をしましょう。」



電話男はいいとして…
江奈ちゃんのことは本当に大事にしないとな…



「シーユーアゲイン♪」



「またな。」



「都央留くん、そこは英語で返すとこ…」



「ガチャン」



もはや強制終了が恒例化しているような気もしなくはないが…



これもツッコミ…だよな。


そして俺は家に帰るのだった…