もしもし?私電話男です。

…帰るか。



家に帰ろうとしたとき、思いもよらない事態が発生していた。



「美貴ちゃん!?」



そう、俺の家の前に涙を浮かべながら立っていたのだ。



その状況を受け入れるのに少々時間がかかった。



あまりにも突然すぎて…
一体美貴ちゃんに何があったのだろうか。



「どうしたの…何かあった?」



「…っ。文哉が…厳しすぎて…もう耐えられないっ!」



まずたったの3日でもう呼び捨て関係になっていること。



それから、どうして俺の家が分かったのか。



2つの疑問があったが、今の彼女には聞けそうになかった。



「取り敢えず中入って…寒いだろうし。」



今は10月。風があれば結構寒いもの。



「狭くてごめんね。」



「ひっ…うぐっ。」



なかなか涙が止まらない。


合コンで少し耐久もついたのか、まだ緊張はするが結構接することができるようになっていた。



尾張さんのはそれどころじゃなかったというか…



まさか、陽崎さんより前に来るなんて…



ともかく涙を止めないと話にならない。



「はい、ティッシュ。使っていいよ。」



「ありがとう。」



「あと、お茶も持ってくるから…」



「優しいんですね…」



お茶を入れている間その一言が妙に引っ掛かる。



それじゃあまるで酒井が優しくなかったみたいじゃないか。



俺が部屋に戻ると、目はかなり充血してたけどだいぶ涙はおさまっていた。



そして話は本題に移った。