もしもし?私電話男です。

「付き合ってから1週間たってそれでも彼女から何もなければ、またここに来なさい。たぶんその確率は低いでしょうけど。」



「本当に、それで大丈夫かよ…」



「大丈夫です。この師匠にかかればちょちょいのちょいです。」



「お母さんって言ったり、師匠って言ってみたり…お前は何なんだよ。」



「冷静な突っ込みは痛いですね。電話男、30のダメージ!!どーんっ。」



「もういいわ…」



「ちょっと待ってください。これで最後ですから。都央留くん、彼女の愛を信じて下さい。これ以上彼女を傷つけることのないように。」



「………。」



俺はしばらくの無言の末、受話器を置いた。



あいつ…陽崎さんと知り合いなのか?



どうも会話を聞いているとそう思えてならない。



まさか、俺を監視できるわけないし…



そんなことできたらまさしく、ゆ・う・れ・いじゃないか!?



じゃあ、仮に知り合いなのだとしたら…



彼女はここに来たことがあるということになる。



そういえば、あいつ1人だけ電話男のこと知ってるって言ってたような…



まだ確定ではないが、あり得ない話でもない。



陽崎さんも公衆電話をよく利用するって言ってたし…