「顔…真っ赤になりすぎてて…かっこつけてるのに何だか面白くなっちゃって…」



陽崎さんのツボに入ったのか大爆笑していた。



俺はそれが恥ずかしくてさらに顔が赤くなった。



陽崎さんと目が合って、お互い笑みで返して、幸せだった。



「いい感じのところ悪いんだけど…これは反則となります。このクイズはただの誘導でしかありませんので…ということで次の解答者は都央留くんで♪」



勇気を出した結果がこれだよ。



でも陽崎さんとの距離は確実に縮まった。



そして5回戦が終了し、唯一、真木田さんが一度も王様の座を譲らなかったということで異性1名に好きなことをしてもらえる権利が与えられたのだが…



「別に酒井にしてもらってもなー。じゃあ特例発動ね!」



「…もう何でもありなんだね。」



さすがの酒井も引きぎみのご様子。



「じゃあ…酒井と美貴ちゃん、都央留くんと江奈はお互い連絡先を交換すること!お互いいい感じだったし♪私はいいの。元々は、この2人のためだったしね。何て言うか恋のキューピッド的存在っていうか…ともかくこれは王様からの命令です!」




ええええーっ!?



いっ、いいのか…って



俺ケータイ持ってないじゃん。



家のもあるけど故障中だし。この際直してもらうか…


ともかく今はどうしようもないな…