結局準備することなくその日を迎えた。



酒井が車で送ってってくれるで車に乗って目的地に向かった。



「電話のことなんだけど…」


「電話のことは後で話すから。」



「後っていつだよー。」



まだ話せるタイミングじゃない。俺も信じがたいことなんだから。



ついた場所はおしゃれなカフェ。



「お前…こんな店知ってんのか。」



「まあな。まだ女の子たちは来てないみたいだな。あそこだ。」



5人席のところに酒井の隣に座って待つことにした。


「集合時間11時だったよな…今何時だよ。」



「10時だ。女の子より先に来るのは常識だろ。」



「だからって早すぎないか?」



「何にも分かってないな。」


そこから女の子達が来る1時間のあいだ、ずっと語りつくされたが右から左へと受け流していたため、何も頭に入っていなかった。



そしてついに女の子達が現れた。



………!?



何だこの感じは。



そんなわけない。まさか…


「陽崎 江奈です。」



俺はこの瞬間、恋をして



運命の人に出会った。