もしもし?私電話男です。

「こいつは俺が殺した。お前が出ていったあとにすぐにな。」



「やめろっ!」



俺は表に出て尾張さんのお父さんに銃を向けた。



「おっと…正義の味方の登場かぁ?じゃあ、そろそろかな。」



「お父さん!?」



「これが私の本当の姿だよ。お母さんと同じ運命にしてあげる。」



お父さんは尾張さんの首にナイフを近づけた。



尾張さんは殺すなって言ったけど…もう我慢出来ない。



銃を…撃つっ!!



「カシャッ…」



あれ…弾が…入って…



おい嘘だろ!?俺は1回も使ってなんかないのに。



「それ弾切れ。知らなかったの?」



「お前…」



「早く守ってあげないと殺しちゃうよ。」



くそっ!



道具はこちらで手配しますって…俺を無防備にするために…



完全にはめられた。



諦めるな。まだ終わってなんかいない。



「お金がほしくてやってるんだよね。じゃあ、まだ時間あるけど十分楽しませてもらったからもうあげるよ。この小切手30万円分。」



その小切手を俺の方に投げた。



「これでいいだろ。」



……いいのか。これで。



言い訳がない。だが、尾張さんを救える術がない。



もう俺が関与することじゃないのかもしれない。



2人の問題なのだろう。



だからってこのまま見過ごなきゃいけないのかよ。



俺は何を選択するべきなんだ?