もしもし?私電話男です。

殺すのを楽しむために俺は護衛させられてたはず。



まだだというのか…もう朝だというのに。



本当に心を入れ換えたのだろうか。



朝から俺が壊した扉の修理の人ばかりでうるさかった。



少々眠いが俺はお父さんの部屋に来て壁に耳を当てた。



何の音も声もしない。



まさか!?



勢いよく扉を開けたが2人とも姿がなかった。



殺されたかと思った…



ってそんなこと言ってる場合か!!



でも扉を開ける音も声もましてや足音すら聞こえなかったはずなのに…



…あれ?何だこれ。



ベットの下にマンホールのようなものがあった。



もしかしてここか?



どちらにせよこの豪邸で探してもむしろ俺が迷子になるだけだ。



蓋をどけてはしごをつたって降りていく。中はかなり暗い。



こんなときケータイがあれば、懐中電灯がわりにできたんだがな。



暗い中、ひたすら歩いていくと明かりが見えたところに2人はいた。



そこには墓もあった。



俺は少し遠くで立ち止まり観察した。何か話しているようだ。



「これはお母さんの墓だ。病気で死んだって言ったけど、あれ、嘘だから。」



「え…」



尾張さんの声が小さく漏れる。



やはり尾張さんを騙していたのか。何てやつだ。