周りにいた男の子達が 盛り上がっていた。 たすかった・・・。 安堵の息を付いてお礼を 言おうと顔をあげた瞬間だった。 「ボーとしてんなチビ!」 腕の主に怒鳴られてしまった。 私はただ呆然と その人を見つめるだけだった。 違う。 見とれていた…。