穂乃萌side

「ほの~起きなさ~い」


母さんの叫び声で


慌てて目を覚ます。


時計は6時を指している


まだ6時じゃん。


「もう少し寝よ~」


ドタバタと音がしたと


思うとこんどは勢いよく


部屋のドアが開いた。


「穂乃萌~いつまで寝とんじゃあぁぁ~」


母さんが怒鳴りながら


部屋に入ってきた


「チッ」


私は舌打ちをした


「なんだよ母さん」


私がそういうと


母さんが

「親に向かってなんちゅう口聞いとんじゃ」

「しんねーよ」

「てかまだ6時じゃねーかよ」