My endless happy

顔も、名前も、声も知らない誰かに
恋をしました。

叶う筈ないと分っていて、
そもそもそれは、只友情を恋愛と錯覚してるだけなのだと、
自分の中の理想像に恋してるだけなんだと言い聞かせていました。
それでも、軽く軽く掛け合って並べる「好き」という言葉が嬉しくて。
その言葉の重みを、感じないフリをしてきたつもりでした。
でもある時、何時もと違う様子の文面に「同じ文字」を見つけました。
それを見た瞬間、
一瞬でときめいて苦しくなった私の気持ちがありました。
それに気がついて、認めざるを得なくなって。
今まで何を否定して、何を見ようとしてきたのか分らなくなる気がしました。
嬉しくもあり、でも怖くもありました。

それからすぐに、何時もの雰囲気に戻ってしまったのは
私が咄嗟に作った壁の所為でしょうか。
何にせよ、あの言葉が嬉しかったのは本当なんです。
当たり障りのない言葉しか返せなくて、ごめんなさい。
出会った場所が場所だから、こんな形の絆だから、
どんなに文面での付き合いが長かろうと、
顔を合わせたが最後。
長続きしないだろう事は、分っているのです。
そもそも私は、今の私が嫌いだから
きっと誰かに好かれるだなんて、信じられないのです。
それでも、その言葉が嬉しくて、信じたくなった私が居るのは本当。
すぐにまた、元の軽い雰囲気に戻ってしまったのを
どこか残念に感じているのも、本当。

私の好きになった人も、恐らく貴方が好きになった私も
お互いの心が作りだした「空想」でしょう。
自分の理想の相手を、自分の好きな様に作りだして
勝手にそれに恋しているだけなのでしょう。
それでも、こんなに誰かを愛おしく思えた、
その瞬間を作れたのは、貴方のお陰です。

こんなに素敵な気持ちをくれて、ありがとう。
人を愛する喜びを、人を信じられる勇気を
貴方からほんの少しだけ貰えました。