「…後今日はどれくらい残ってるの?」


「えーっと、この参考書を
全部やれば終わりかな?」



と、分厚い参考書を2冊あたしに見せて
なんてことないみたいに言う千里。



「…そっか……結構残ってるね……」


「まあ、これくらいが普通だよね…
他のみんなはもっとやってるさ。」



……千里がすごく大人に見える……



「……どうした?そんな顔すんなよ…!
これが終わったら構ってやるからな?」



あたしの頭を撫でる千里。



あたし……千里に心配させちゃった……



ダメなのに………っ




「…ごめん!あたし、片付けてくるね!」